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Show must...

その1秒に震えたい

ジャニヲタ、Kステにドハマりする――安西慎太郎にフルボッコされた、夏

突然の少年たち出演発表もあえなくチケット全滅、この秋わたなべくんをお目にかかれないのが濃厚になってきたので、る典以来贔屓にしている安西慎太郎くんご出演の舞台「K」のチケットを取りました。こういう時のフットワークの軽さは伊達にジャニヲタ十年やってません。


原作に関しては無知、アメブロに上がってたキャラクタービジュアルに泡吹いて大慌ててチケット取ったくらいで、筋書きはおろか舞台化への評価など知らん安西のいい芝居が観れればそれでいいッス、くらいの気持ちで臨んだのですが、結果フルボッコにされドハマりして帰ってきたのでここにその顛末をしたためておきます。



追記:ドハマりした結果増やしたチケットで観劇したさらにきもちわるい覚え書きもどうぞ。

makimes.hatenablog.com




《安西、黒髪メガネ野郎だった》

いないとは思うがあらすじが気になる人はこのへん参照してくれよな!

安西くんが演じるのはざっくり言うと赤チーム青チームのうちの青にいる伏見猿比古。泡吹いたキャラクタービジュアルからして既に勝利確定なんだけど、幕が上がっての登場シーンでまきさんは確信します。


猿比古、大勝利では?????


間延びした声、偏屈っぷり、極度の猫背、ひょろ長い脚、中指で持ち上げる黒縁眼鏡、ロングコート、開襟シャツ、これでもかってほど美味しいコンテンツをブチ込みまくったウルトラハイスペック陰険眼鏡野郎猿比古を贔屓の役者が演じるとか願ってもいない幸福をありがとう今日来てよかった!!!!!!!!!!!!(開始五分)

見た目のイメージからもっと物静かなキャラかと思いきや、間延びした声でネチネチ嫌味を吐きまくる偏屈っぷり。彼こんな役もハマるんですね。

もうこれだけで十分お腹いっぱいなのに、なのにさ、


やだ猿比古、常に機嫌悪そう(愛)

周囲の喧騒にイラつき上官の指示にイラつき、憤然とした心を抑えるように呟く「イライラする…」でまきさんは天に召されました。以降天界からの感想です。(開始十分)


天界からのツイートがこちら。







《植田くんとの因縁があった》


植田圭輔くん演じる八田美咲は赤チーム青チームの赤の方。つまり猿比古の敵役。

が、この二人、過去に何かあったっぽい。

(以下ネタバレだよ)


突如(でもなかったが)始まる回想シーン、揃いの制服、これは、これはもしかして、



幼なじみなのカッ・・・・・・!!?!?!!?


中学時代のツレで赤チーム(吠舞羅*1)にいた猿比古、途中で美咲を裏切って青の方(セプター4)へ。だから猿比古の鎖骨には今も吠舞羅の刻印があるんですうううううううううう開襟シャツからのぞく刻印んんんんんんんn


猿比古の話になるとカッとなる八田ちゃん、八田ちゃんのことになると途端にムキになる猿比古、ちなみに八田ちゃんのことを美咲と呼ぶのは猿比古くらいなんだってよ。もう勘弁してくれ。


因縁の二人とあって殺陣は常にペア。二度目の共演とは思えない驚異のシンクロ率。*2

スケボーとバットで闘う八田ちゃんと、剣キャラ猿比古。アクションの上手い二人の殺陣はテンポがよくて美しくて最高でした。





このエンディングで血圧ブチ上がりました。



戦国鍋で見ていた植田くんはペダステ等々ですっかり売れっ子役者になって、ぐんと上手くなった芝居には貫禄すらあるほど。そしてその相手は、芸歴3年、弱冠21歳の若手のホープ安西くん。二人の勢いと他のキャストを食うくらいの存在感には、これからの演劇界の主役になるのは間違いなくこの二人だ、そしてもうなりつつある、と思わせるものがありました。未来は明るい。植ちゃんに夜中にスタンプひとつ送るしんた、どうしたのと聞くと「さみしい」、未来は明るい。そんな二人の対談はこちら


《殺陣祭だった》


剣キャラ猿比古はとにかく殺陣が多い。お互いアクションの上手い八田ちゃんとの手合わせが絶品なのは先ほど触れたとおり。


他キャストにもアクションシーンがたっぷりあって、それぞれのキャラクターの味が出たアクションにこそ、この作品を舞台化する最大の意義があったのではないでしょうか。原作観てないけど。

このカンパニーのアクションの見応えはなかなかのもの、なのですが、やっぱり観ているうちに殺陣を心得た人とまだ不慣れな人の差ははっきりと見えてきてしまう。型をこなすのでいっぱいいっぱいのキャストも。


そこで、安西くんと植ちゃんは頭一つ抜けてた。

猫背のままとる間合い、ひょろひょろの身体から繰り出す剣さばき、原作を観ていない私でさえも「猿比古だ」と感じるくらい、安西くんのアクションは猿比古そのまんま(きっと)。激しい殺陣の合間でさえも、爪の先まで猿比古。贔屓目なしにしても、ここまで演じきったのは彼だけだったんじゃないかな。これ、下手なキャストは食われちゃうよ。

植ちゃんも同じく。スケボー乗り回して金属バットで闘う、ヤンチャで荒々しい八田ちゃんがそこにいた。だからこそ二人の殺陣のシーンは息をのむようで、巧者どうしだからできるものすごいスピードでのぶつかり合いは圧巻。この殺陣、一度騙されたと思って観てほしい。

この界隈で役者やる人にとって、殺陣やれるって、大事だよなあ・・・


ちなみに猿比古はカテコのときですら猿比古のまんまで、ハケていく後姿まで、ほんとうに最後の最後まで猿比古だった。全員分観たけどこれは安西くんだけだった。5月の初座長公演で「(前楽だから)役を抱えて寝るのも今日が最後」と話してたのを思い出した。この人にとって役は背負うものなんだな。


《オマケに踊ってくれた》


ミュージカルじゃないのに!!OPとEDで主題歌に合わせて群舞まで披露してくれて!!!!上官役の姐さんとのペアダンスまで!!!!芝居に殺陣にダンスに安西フルコースかよ!!!!!腹十二分目はあるぞ!!!!!!!!!!*3



と、二時間半の公演でこれでもかというほどの安西砲を浴びてフルボッコにされたまきさんは、二度目の観劇をもくろみチケットを探している次第です。当日券並ぼうと思ったらまだ一般でも買えるのな!!!!どんなヘボ公演でも全日満員が当たり前のジャニ舞台育ちだと、席選ばなければ先行逃そうが一般出遅れようがチケット取れちゃう環境に未だに慣れません。


安西きゅんのいいところは別の機会に書き連ねるとして、ひとまず、Kステ最高だったという旨を。

後からあらすじ追った限りほとんど原作そのままで、かつ舞台映えする演出で楽しめて、それぞれの役もとっても作りこまれていて、あんなにたくさんいたキャラクターひとりひとりが強烈に印象に残ったほど。2.5次元なんて一括りにされるけど、そんなに悪いものばっかじゃない。きちんと作られてきちんと稽古した舞台っていいなあ、と至極当たり前の感想を漏らしてしまったのでした。

2.5でも舞台化でもいいけどさあ、やるなら似せることに終始しない作品であってほしいよね。答え合わせに来たんじゃないんだし。原作への思い入れというフィルターを介さずとも全員のキャラを覚えてかつ愛着まで感じて帰れたのは、似せることの一歩先のものを全員が形にしていたからじゃないかなあ。


座長の松田凌くんも素敵だったなあ。覚醒してからの凄みに圧倒された。寿里兄さんも最高にかっこよかった。和田くんは顔を覚えていなくとも「あ、この人が和田くんかな」とわかるくらい、聞いてたとおりのいい役者さんだった。



あと、これは観劇直前に知ったのですが、安西猿比古は二代目で、初演の猿比古はかの鈴木拡樹くんが演じていたとか。2.5次元の帝王*4の後任なんて自分で想像しただけでちびる。

少なくとも私は初演の猿比古を知らないし*5、原作も知らないけど、安西猿比古はいやらしくっていとおしくって美しくって、猿比古を大好きになるのには十分すぎるくらいの演じっぷりでした。ざっと周囲の感想を見る限り、代替わりでざわつくファンの疑念や不安も吹き飛ぶようないい評価をあちこちで見かけます。ほんとうにいい芝居をみせてもらった。




観なきゃよかったと思う作品なんて今までなかったけど、今日ほどあの時チケットを取ってよかったと強く感じた舞台は久しぶり。もっかい観に行こうか、初見の衝撃をこのまま大事にとっておこうか、贅沢な悩みができてしまいました。


追記:チケット、増やしました☆

*1:ほむら、と読むらしい

*2:5月に初共演したときも初とは思えないシンクロっぷりだったが

*3:安西くんは粗削りながらダンスの才も抜群

*4:自称でもなければ公称でもない

*5:相当なハマり役だったことくらいは容易に想像つく