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その1秒に震えたい

安西慎太郎に以下略ーー転げ落ちるように加速した中途報告

makimes.hatenablog.com
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Kステが楽しすぎて書き殴った記事が伸びに伸びてしまいました。ド新規はしゃぎすぎました。どうぞお手柔らかに。


をたくとしてインターネットに生息して早5年6年、何かに猛烈にハマったときは記録に残しておけという教訓のもと、先日からつらつらと綴ってきたあれこれ。


じゃにをた10年選手、わたなべくん一筋をかれこれウン年続けてきた私が今年に入ってドハマりした役者さんがそう、安西慎太郎さん。


アメブロ(あんまり更新しない唯一の発信媒体)はこちら。

ameblo.jp



戦国鍋をきっかけに、5年ほど前からいわゆる若手俳優界隈にもゆるゆると片足を突っ込んできた私ですが、歳末恒例のる・ひまわり明治座公演で初めてお目にかかった弱冠21歳に、気が付いたらゆるやかなはずの道から転げ落ちるように加速していました。

俳優、アイドル、フィギュアといろんなわらじを日々履き替えて暮らしている節操なしですが、じゃにをたの血が流れている以上、どの畑でも好きになる理由は同じようです。ということは、私の好きになる人はじゃにをた受けするのでは?じゃにをたに見つかる???見つかっちゃう????これは宣伝せずにはいられないッショ!!との思いで筆を取った次第です。



◆踊れる

これ。これ絶対。

どんなに見目麗しい人でも、どんなに芝居の上手い人でも、好感以上の感情を抱くにはダンスが欠かせないようです。




安西くんのダンスは、一言で表すと「粗削り」

基礎も細かいテクニックも、正直未完成。というより進化の途上。粗削りな分、底知れぬポテンシャルを感じてワクワクする。*1

華奢な身体から繰り出されるシャープな踊りが私の好みを真正面から貫いたこと、さらに要所要所でのキメが美しいことから*2、オンゴーイングで進化しつつある彼のダンスから目が離せません。

もちろん本業は役者なんだから、踊れることが最優先ではないはず。でもこのご時世、若手役者にはダンススキルも求められがち。そこで光るものがある人には、よりたくさんの選択肢が与えられるんじゃないかなあ。


そして、ジャニーズでは絶対気付けなかった、「踊れる役者」のいいところ、それが、「役を宿して踊れる」ということ。

最新作「」(前の記事のきもちわるい感想参照)のOPEDで踊る彼は、安西じゃなく伏見だった。そこでとっさに浮かんだ感情につく主語も、「安西」ではなく「伏見」だった。私はあの時、舞台上で踊る伏見猿比古を観てたんだって胸を張って言える。

猿比古が踊るはずなんかないのに、そんな描写は原作のどこにもないのに、そこにいたのは紛れもなく伏見だった。伏見が踊っていた。彼は伏見を宿したまま踊っていたのでしょう。役者だからこそできる、役者のダンス。作品が変わるたびに色を変える彼のダンスに、また新たな楽しみを見出してしまいました。


そんなダンスシーンを、あろうことか公式様がUPしてくださった動画がこちら。サビで上手見切れ気味の位置にいるのが彼です。観劇中は他を見る余裕がなかったのですが、こうやって引きで見ると明らかに周りと違うんですね。冒頭の立ち回りも身のこなしに惚れ惚れするほど美しいので合わせてご覧ください。ちなみにKステの亡霊は夜な夜なこのたった30秒の動画を繰り返し繰り返し観てから床に就きます。

www.youtube.com




彼のダンスを観るならこちらも。カンパニーの若手四人で結成された、瑞々しさと圧倒的弟感と怖いもの知らずの勢いに溢れた神ユニット「つついづつ」のパフォーマンスをぜひご覧あれ。(ロングコート着てるのが安西きゅんだYO!)(一番踊れてる出来ジュっぽい人鳥越裕貴くんこちらもオススメだYO!)

たぶんおそらく、いい意味での「粗削り」を感じ取っていただけるかと。



ウェスト&イースト - YouTube



つついづつ「TOP OF THE HYOTAN」PV - YouTube


身体能力が高いのか、殺陣が非常に上手なのも彼の強み。

Kステでは、贔屓目抜きで他のキャストを食うくらい彼の殺陣が群を抜いて光っています。役を乗せたままの立ち回りは、原作のファンにもぜひ観てほしい。

あれだけの手数あれだけの速さでぶつかっていく様は、同じ土俵に立つ役者の中でも誰にでもできることではないのは一介のファンでもわかります。たった数度の殺陣の経験で、何がどうしてここまで上手くなれたんだろう。

しかもその殺陣、数か月前に観たときよりずっとずっと上手くなってて、目にもとまらぬ速さであらゆるものを吸収、習得して大成しつつあるのかと思うともうワクワクが止まりません。




◆猪突猛進系の生真面目っぷり


表舞台でしか見ることのない人の性格をああだこうだ言うのがナンセンスなのは重々承知のうえで、それでもなお言えるのは、「この人、どこまでもまっすぐだ」ということ。


半年前の初座長公演*3戦国無双」の稽古期間中、ただでさえ週に一度更新するかしないかの彼のブログの更新がぱたりと止みました。4月の出演舞台閉幕後遅れての稽古合流、さぞかし忙しいのだろうとおもんばかってはいた矢先に、共演していた和田雅成くん(毎日ブログ更新してるすごいひと)のこんなツイートが。

この後その舞台も観に行きましたが、遅れて合流した彼の殺陣は立派で真摯で、この人がまっすぐな人であることを悟るのには十分すぎるくらいでした。あとその様子から気を遣ってTwitterで生存確認してくれる和田くんやはりすごいひと。


無双および最新作で共演している植田圭輔くんとの対談でも。

>>安西 猿比古は、美咲に対して強烈な執着心を持っているじゃないですか。あのまっすぐさは似てるなって、自分でも感じてます。
植田 うんうん。しんたは、前回共演したときも「そんなに殺陣の練習したら体がつぶれるよ~」って言いたくなるぐらい、稽古中ずーっと槍を振ってて。相手と合わせるときだけじゃなく、時間があればひとりで鏡の前に立ってビュンビュンやってたから。まっすぐで、手を抜かない男なんですよ。
安西 いやいや(照)。基本的に、目の前のことに没頭しがちなんですよね。<<



(引用元↓)

news.livedoor.com


いくら私がニワカでも、いくら表に出ている姿が全てではないにしても、その言葉は板の上の芝居にぜんぶ表れていると思います。いい稽古を積んでいい芝居をしていることを知っているから、ブログの更新が少なかろうが気にしない。舞台でいちばん輝く人だから、エネルギーはぜんぶ舞台に注いだらいい。たとえ私がそれを観ることができなくても。


9月の座長公演*4もののふ白き虎」を控え、オフの日に「(白虎隊士を演じるにあたって)どうしても行きたかった」とお母様を連れて会津へ出かけ、飯盛山から目視で鶴ヶ城を探そうとするような生真面目っぷりがたまらなく愛おしくて、それだけの思いを込めた舞台を観に行くのが楽しみで。

まずお母様と会津に出かける21歳て孝行息子すぎない??お母様と一緒に山登って赤べこ作ってお茶して帰りのバスでその日の振り返りしてブログ用の写真ばしばし撮ってもらう21歳ってなに?至宝なの???ちなみに写真集のインタビューによると中学時代はやさぐれててお母様をよく泣かせていたとか。グレかけた少年が高校で芝居に出会い、芸能界で花を咲かせ、芝居の縁でお母様を会津へ連れていくってそれどんな実話を基にした感動作?????????そんなお母様による孝行息子の写真満載な記事はこちら☆「これ、全部お母様が撮ってるんだよな…」という気持ちでご覧ください。萌えます。


ameblo.jp





◆安西愛されすぎ問題

この人、どうやら役者仲間の間でめちゃくちゃ可愛がられてるっぽいということに気付いたのは、明治座るコンの上映会でのこと。

共演していた三上真史くん(大先輩)にイジられるも常にニコニコしている彼。しまいには三上くんが自分の付けていた赤縁眼鏡を安西くんにァアアアアアアアアアアア(ちなみにまきさんはここで安西に堕ちました)

三上くんの赤縁眼鏡*5をかけたままニコニコ話し続ける彼の姿に、誰の懐にもするりと入っていくワンコのような才能を見出したのでした。

よくよく考えれば彼はまだ芸歴も浅く、ほとんどの現場では最年少か、少なくとも年少組。そんな彼がいつの間にか先輩役者の三上くんや植田圭輔くんと仲良くなっているのは、彼の天性の朗らかさ故なのかなあと。


特にテニミュ共演キャストに対しては相当なワンコっぷりを発揮しているようです。以下ご参照ください。


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成人男性が!!!!!!成人男性の膝で寝ますか普通!!!!!!!!!!!!犬かよ!!!!!!!!!!!!


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さすが植ちゃんにスタンプと「さみしい」の一言を送りつけただけのことはありますね。


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好きなところが詰め込まれすぎてキャパオーバー気味。NBA(ナチュラルボーンエンジェル)安西慎太郎。

彼が先輩役者からも可愛がられるのには、たぶんもう一つ理由があって、

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大大大先輩、山崎銀之丞さんから。「なかなかいいんだ」と思わせるだけの芝居が、役者仲間を惹きつけるのかなと。


わたなべくんに関してもそうなのですが、人から愛される人は同じくらい人を愛することのできる人、だと思っています。人を愛せるからこそ、周りに人が集まってくるんだろうな。誰にでもあるわけではないそんな才能が、彼のことをもっともっと好きにさせるのでした。




好きなところは多かれど、私を一番惹きつけたのは、彼がよく口にするこの言葉。


「安西慎太郎の芝居を観たら明日も頑張れる」

こう思ってもらえるように、というのが彼の信条だそう。


彼の目標は、たぶんきっと絶対に、十分すぎるくらい叶ってる。その言葉どおり、私は彼のお芝居にたくさんのエネルギーを感じて、そのエネルギーが明日をもっと輝かせてくれる。芝居が大好きで大好きで仕方のない彼が舞台上で輝く姿に、私はいつも元気をもらっています。

ファンは言われなくたって元気もらいまくってるのに、それを舞台に立つ本人が目標としている、そんな嬉しいことってあるかな。

彼の中心にはいつだって芝居があって、彼のすべてを芝居で見せてくれる。ブログの更新が少なくても、発する言葉が決して多くなくても、本番前に音沙汰がなくなっても、芝居で全部届けてくれる。どこまでも役者で、どこまでも舞台の似合う人。ずっとずっと舞台の上にいてほしい、そう願ってやみません。



テニミュが終わってから知ったようなド新規には、まだまだ知らないことが山ほどあります。でも、「出遅れた!」と思わないのは、これから彼の歩む道がもっともっと輝いているから。彼の駆けあがるスターダムは、まだまだ始まったばかり。その先にある高みを、これから一緒に見られるような、そんな予感がしてなりません。

*1:ここで踊りまくる現場にポーンと投げ込まれてしごかれしごかれしたら化けそうだなァムフフとかほくそ笑むあたりがバック担脳

*2:これはセンスなのか努力の賜物なのか、どっちでもオイシイ

*3:この歳このキャリアで先輩役者従えて座長やってる時点で普通じゃない

*4:この歳このキャリアで以下略

*5:大事なことなので赤縁を強調しています